【今日の記事のキーワード】
・コードってなんだ!?!?
・まぁまぁ、そんなに優等生じゃなくてもいいんだぜ?
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長瀬戸です。
こちらマレーシアでは旧正月(Chinese New Year)の直前でもう街は祝日モード全開、今夜と明日は花火が深夜12時にマレーシア中で鳴り響くでしょう。角田花火大会に匹敵すると思われる中規模のデカイ打ち上げ花火を、首都のど真ん中の各家庭の庭から個人的に打ち上げる危険極まりない無法スタイル!深夜12時、周りが寝ていようがなんだろうがお構いなしにバクチクと打ち上げ花火を鳴らしまくる。最高じゃないですか〜〜〜。笑
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ハイ、今日はジャズを習っている生徒さん二人から同じ内容のクレーム(笑)をもらったのでシェア!
内容は
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「先生、マイナーコードの3度はフラットって言ったじゃないですか。なのに先生に教わったフレーズは3度がナチュラルになってるじゃないですか!!3度は絶対フラットって言ってたじゃないですか!」
しかも同時期に二人に同じことを言われた!なんという宇宙的数値。二人に同じ内容のこと言われるってよっぽどだぜ???www

上の写真がそのフレーズ。
確かにCm7でいきなり一拍目の一番重要なビートのところでEナチュラルを弾いてる。
俺の答えは・・・
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「まぁまぁそんなに怒んなよ、、、。ジャズってのは不真面目な方が良い響きを生み出す場合も多くあるんだぜ??優等生じゃない方が良い場合が多いんだぜ?」
ってのが答え。www
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まぁ上記の件ひとつ取ってみても理論的にいくつか別の分析方法が存在するんですけど、その一つを説明すると最初の3つの音がブルース的スケールを使用してるのでこんなふうな音使いになってて、確かに瞬間的にはコードの音とブチ当たると思わせておいて、フレーズを弾き終わる頃には辻褄があっている、、、って感じっスね〜〜〜〜。
うーーーん、ジャズって矛盾の連続であり、矛盾こそが素晴らしい音を生み出し、、、。
この概念を伝えるのに何年も何年もかかるんですけど我慢して我慢してゆっくりとお教えしていく以外方法がない、、、。3日でジャズを覚えられたら我々ジャズ講師の存在価値は限りなくゼロになるわけで、、、。
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ってな感じでジャズを教えるときはさまざまな角度から教えるのが楽しいですね〜〜〜。
みなさんも矛盾を探して楽しみましょ♪♪♪
じゃまた次回!!
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■著者について

株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。最近はジャズ以外のレコーディングやライブに多く携わっている。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英ー日通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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