【今日の記事のキーワード】
・どんなコード上でも可能
・故意に【複数のsus4】を試してみる
・理論に捉われると先に進めない
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長瀬戸です。
前回のブログの続きです。Sus4コードをうまく活用してアドリブを組み立てましょう。という題材で書いています。今回は具体的なフレーズを挙げてみましょう。
曲はみんなが大好きCandy。黄金のジャズスタンダード曲ですね〜。何故Candyが皆好きなのか?何故でしょう。きっとアドリブ演奏しやすいからでしょうね。。コードもわかりやすいという部分が大きいと思います。
僕がこれまでレッスンでジャズアドリブを教えてきた中で、多くの生徒さんたちが「Candyはやりやすいです!」とおっしゃいます。それならばそれに逆らわずにCandyをガンガン題材にしてやろうじゃないか!という具合です。
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では早速超絶わかりやすくフレーズをつくってみました。
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この様にあちらこちらでSUS4を駆使して演奏することができます〜。SUS4を上手に響かせるコツは、できれば2オクターブくらいフレーズを続けることですね。繰り返しもOK。そうしないと1度だけ微妙に演奏するとなんだかおかしな演奏に聞こえてしまう危険性がありますね。なので自信を持ってガンガン入れ込んでみましょう〜。
どのコードでどのSUS4を入れ込んだら良いかという部分は、正直無限に答えがあるので【このSUS4を使えば良い!】という明確な一つだけの答えはないです。自分で研究してみるのも面白いですね。もしどうしても自分の作ったフレーズが理論的にもサウンド的にも気持ち良いかどうか不安な場合はお友達などに聞いてもらいましょう〜♪

もう一つ重要な部分は、sus4などの音の並びが微妙とも言える演奏をした場合に【必ず落ち着いて解決するフレーズの終わりの部分】を作るという部分です。上記の青丸で囲んである部分が綺麗に音が解決している部分です。だいたい4小節でフレーズを終わらせると一般的に聞きやすいアドリブになりますね〜!
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みなさんも是非sus4で演奏してみましょう〜〜。
それではまた次回!
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■著者について

株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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