【今日の記事のキーワード】
・どんなコード上でも可能
・故意に【複数のsus4】を試してみる
・理論に捉われると先に進めない
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長瀬戸です。
先日、ここマレーシアはクアラルンプールでジャズのジャムセッションに行ってきた。もはや毎週のトレーニング場と化しているこの会場。会場はチャイナタウン内にあるJao Timというカフェである。
そこで演奏してたら、若いピアニストの方に質問された。
「あなたの演奏してるフレーズって何を基準に考えてるの??全く聞き取れないんだけど・・・」
え????うーーーんどうやって返答したら良いか迷ってしまう質問であった。唐突だしどの部分の演奏を言ってるのか・・・。
しばらく会話して理解した。きっとsus4的な演奏のことを聞きたいのかなぁ・・・。と思った。まぁその場では楽しく冗談混じりの会話がはずんで楽しかったっす。
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SUS4
サスフォー。一体サスフォーってなんだ?susって怪しいヤシって意味だから・・・
4番目の怪しい人
という意味です。わからない人はAmong Usっていうアプリゲームをまずはやりなさい。それをやってからこの記事を読むべし。w
はい。嘘です。
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Sus4ってのはまぁググればすぐにでてきますけど、まぁ簡単に説明すると1、4、5、で構成されてる和音です。明るいのか暗いのかはっきりしない響きで、暗くも明るくも捉えることができるそれはそれは和音の中で一番カッチョイイ響きだと俺は思っている。w
こんなかんじの和音
↓

この様なコードです。
Csus4の1、4、5はC、F、Gですね。
Dsus4の1、4、5はD、G、Aですね。
別の視点で見ると・・・
↓

都合よく4度ずつ距離が離れている構成音のコードです。この4度というのが強烈。4度や5度という音の距離感は強烈な違和感を意図的に醸し出すことができる音の距離だと俺は勝手に思っている!
さて、ブログが長くなっちゃうので次回、Sus4を使った具体的な演奏法などを見てみましょう。
それではまた次回!
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■著者について

株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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