19: ジャズバンドと透明な引き出し!

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今日の記事のキーワード】
・練習したことは出てこないことが多い

・練習続けて透明な引き出しにする!

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   学長瀬戸で〜す

前回の記事にひきつづき、ジャズバンド練習について。先日バンドラボをやったときに感じたことがもう一つあったので共有!

ビッグバンドとは全く異なり、スモールコンボなどの全楽器にアドリブ力が求めらえる分野では「バンドを想定してせっかくアドリブ練習したのに本番やってみたら全然違う内容にしかならなかった。練習したフレーズが1つも出てこなかった」

ってのはよ〜〜〜〜く聞きますね。

これは万人が感じる部分だと思うんですけども、せっかく練習したフレーズを脳の引き出しにしまってもなかなかそれが出てこない・・・。

もちろん僕も例に漏れず昔は全くフレーズなんて一つも出てこなかったです。

そして長い時間ジャズと関わってきてじわじわと気づいてきたのです。

引き出しからフレーズを取り出すことは一生なく、引き出しにしまっているフレーズのようなモノをその場で作れるようになる。

ということに。つまりやっぱり練習すればするほどアドリブ力がつく。ということである。透明な引き出しにフレーズが入っていて、それに似たモノを引き出しの外側で瞬時に作り上げる、みたいな作業かな???笑

そのバンドラボのジャズピアノの生徒さんも曰く「練習で思っていたことはなかなかできなかった」だそうです。まぁ理解できる。

僕的にはなんかジャズアドリブって脳のCPUを動かす練習と全く同じで、練習で動かせば動かすほど回転速度が上がり、理論もサウンドもリズムも何もかもがちょっとずつ改善されて出てくる、っていうボヤ〜〜〜ってした感じなんスよね〜。決して一つの要素を特訓したところでその要素だけが飛び抜けて上達することは決してないわけで・・・。

まぁ平たくいえばひたすら練習しろってことです!

ではまた次回。

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■著者について

瀬戸郁寛(せとふみひろ)

式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。



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