ガチっとジャズアドリブ超基礎⑥: 自分にピッタリの学び方

ジャズアドリブ
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   学長瀬戸で〜す

こんばんおはにちわ。ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。

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ゆるふわ、ふわもて、ふわキュン、ゆるクシャ。

いやぁ日本人っていろんな造語を考えるわ。特にファッション業界。売るのに必死だわコレ。ニュースサイトに流れてくる宣伝のタイトルが笑える笑える。「リア充」とかも誰が作った言葉なんだか・・・。w

俺も若者の真似してみようってことで記事のタイトルに入れ込んできたものの、やっぱり俺にはユルとかフワとかモテとか似合わねーわ。今回限りで造語はやめよう。w
(今回の記事とは全くカンケーないです)

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今日の記事のキーワード】
・自分はどの型?
・自分の型を追求する
・ほかの型を10%程度取り入れる

さて、今日の記事はジャズアドリブを習得するにあたって重要な【自分はどのように学ぶ脳か】を知ることっす。他人の力を借りて知ることも重要。

人間の脳は様々な型が存在しておりまして、DNAで初期の生物的特性はすでに確定されてる。右利き左利きが良い例。別に意識的に選んだモンじゃない特性が多い。楽器を奏でる脳も同じく。


今回は自分自身でそれを知る事が非常に重要だ〜っていうお話をしましょう。五感の特性が個人によって全く異なるのも事実。

さて。下記のどれが自分に当てはまってるかチェックマークをつけてみましょう。

✔︎絶対音感がある
✔︎相対音感がある
✔︎カラオケが上手い
✔︎歌うとオンチと言われる
✔︎譜面を1発で読める
✔︎コンサート譜面以外読むのが苦
✔︎スケール演奏時、脳内に【音符】が思い浮かぶ
✔︎スケール演奏時、【音】が脳内に浮かぶ
✔︎スケール全体が思い浮かぶか、臨時記号が浮かぶか
✔︎好きなフレーズが毎回アドリブに出てくる
✔︎音楽を聴くと鼻歌でアドリブをなんとなくできる
✔︎指遣いを筋肉が覚えるか、脳に思い浮かべるか
✔︎演奏時脱力を意識的にどこまで追求できるか
✔︎指を使う楽器の場合、先生があなたの指の形と骨の動き方を把握してるか
✔︎コードを指グセで覚えるか
✔︎コードを響きで覚えるか
✔︎コード理論を思い浮かべてアドリブするか
✔︎コードとフレーズを連動で覚えるか否か
✔︎アンサンブル時、どれだけ全体のサウンドを聞けるか
✔︎ロストをする理由は拍数にあるか
✔︎初見の曲でもロストしないか
✔︎譜面がなくてもバンドと最低限の演奏できるか
✔︎音楽を縦で弾くか横で弾くか
✔︎不協和音を解決させる能力があるか
✔︎辻褄を合わせる脳か
✔︎辻褄を合わせることなく、すべて理論通り演奏する脳か
✔︎事前情報ゼロで辻褄を合わせられるか

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辻褄を合わせる。面白いですね!ジャズって辻褄を強引に合わせて行く後出しジャンケンみたいな部分も実は多いのです〜。この件を詳しく語るのはまだまだ先かな・・・。

ハイ!ま〜〜〜だまだまだまだまだリストは無限にあるんだけども、ジャズを長年教えてきて毎度思うことは【一人一人の学び方を把握する】という部分が教える側としては最重要なのです!

学ぶ側から見ると一番最善の学び方が必ず存在しているってことス。

えば絶対音感を持ってる生徒に対して「理論を何よりも先に思い浮かべて理論を使って演奏しろ!」と教えるのは無意味な努力でして「耳を最大限利用して演奏して、耳ではついていけない部分を10%程度ジャズ理論を思い浮かべる」という方向性の教え方が一番その人らしい演奏が身につくので〜す。たとえばの話ね。

だからいきなりテキスト持ってきてテキスト通り練習しても誰一人として演奏できるようにはならないんスよ。できたとしても長続きしないし・・・いつまでたっても自分らしいジャズアドリブが習得できないというワナに。

だからジャズの理論書が何の役にも立たないのも納得。
・理論書で使えるのは1000ページの中できっと20ページほど
・理論書は一方通行の会話
・理論書は一人一人の生徒の特性を無視する

僕はジャズを教える時、一人一人の生徒を半年から一年程度経過を観察し、その生徒がどのような特性と五感を元に演奏しているか、という部分を超細かく分析します〜!それを元にその生徒が一番効率よく学べる手法で教えてま〜す。

簡単な例として


✔︎指を使う楽器の場合、先生があなたの指の形と骨の動き方を把握してるか

って部分が一番単純でわかりやすい例なんだけど、楽器の構え方と指の動かし方、指の形と骨がどの程度曲がるか、それとも曲がらないか、各指の長さと相対性。それに加えて使っている楽器の機種とその特性。

だって楽器は全員一般的にデザインされた楽器を利用してるにも関わらず、人間の指なんて全員形と長さと力が異なるわけだから、「一般的に正しい」演奏法など存在しないんスよ。その人その人にピッタリあった方法が必ず存在するわけです。だから一方的に「もっと指を丸くしてどうのこうの」なんてもちろん当てはまらない。ピアノだって一緒ですヨ。もちろんボーカルだってそう。どの楽器もそう。

だってお箸を握るとき、長さ10センチのお箸を握る時と長さ30センチの菜箸使う時、握り方や力の入り方がちがうでしょ〜?それと全く同じことが楽器と生徒の指の形の間でバトルになってるんですぜ。笑

娘のお箸2種。長さも重さも全く異なる。

短い方は大きな手の大人にとって力がかなり入ってしまう。脱力することは不可能。(俺は)

長い方は大人の手の大きさでも脱力できる。(俺は)

まぁ指の形やクセを見抜くのは1発でできるんですけど、問題になるのが生徒の【脳内で何が起こっているか】というのを分析することが時間がかかる。半年程度でおおまかにわかるはわかるけど、細かく分析するには様々なアセスメントを通して実際に演奏してもらってそれを一つ一つ分析せねばならんので、超時間がかかるプロセスなのは事実・・・
(まぁ正直なところ、2-3回演奏を聞いたら何故その音を演奏したかなどの理由まで透けて見えるようになるんですケドね・・・ww 一応長期間様子を見ることにしています・・・)

なのでわたくしは一人一人に教える内容がバラバラである。

ある生徒に教えている事の真逆のことを別の生徒に教えたりする。マジで。

ルートは避けろ!と教えたりルートを思いっきり弾け〜〜〜!と真逆を教えることもある!w

それくらい一人一人の特性って異なるんですネ〜〜だからジャズって楽しい分野なんだけどネ。

ということであなたの学び方はどんな特性があるのかな〜??
習っている先生に聞いてみてくださいませ〜。もしくは自己分析!w

もしくはラッドミュージックスクールの対面・オンラインレッスンで解決してチョ。w(宣伝失礼しまスた)

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ちなみに僕はどんな演奏方法かというと・・・幸か不幸かガチンコの絶対音感と共に生まれてきてしまったため、ほぼほぼ100%耳を使って演奏してます〜。理論は【後付け確認】という方法。ジャズ理論はすべて音の情報として脳が認識し、それを再現するという手法。そして演奏する瞬間は脳内に音という音が一つ残らず響きとして演奏する直前に思い浮かび、それと指が連動しているので筋肉が動くという特性。現代ジャズのアドリブ理論(アバンギャルドな理論ネ)はこじつけの部分が非常に多いため、その理論を自分なりに解釈するためにじっくり座って分析することも多々ある。つまり全く同じフレーズを演奏をしていても自分の脳内での解釈は他人の解釈と異なっているだろうと感じる。

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【オマケの宿題】
ランダムに音を5個選んでください!その瞬間、脳内では何を思い浮かべましたか?音符?指遣い?ドレミ?音の響き?それを自己分析してみましょーーー!

■著者について

瀬戸郁寛(せとふみひろ)

式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。

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