【今日の記事のキーワード】
・濁りは耳で確認!
・ブルーススケールを順序よく上下
・スケールは2オクタブ書き出す
・必ずカラオケ(マイナスワン音源)で練習!

こんにちは。ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。
僕は濁った不透明なモノが大好きです。地ビール、コーヒー、もやもやした気持ち、国会中継の中途半端で不明瞭な答弁…。w

しか〜し!ジャズ初心者界隈では濁った音は敬遠されがちにありますね〜〜。
ジャズ初心者にとって、バンドやカラオケの音と自分の出す音が不協和音的に【濁って】聞こえてしまうのはよくあること。その濁りが気持ち悪く聞こえてしまうのも理解する!そして更に聞く人によっては濁って聞こえない場合もあるし、その濁りが逆に超気持ちいい場合もありますね。こればっかりは個々によって感覚のズレがあるので、もちろん正解がない分野ッス。
しかしながら人間皆うまれてからというもの、テレビやラジオ、CDやネットで流れてくる音楽を聴き、そして慣れ親しんで育ってきているはずなので、その濁りの少ない作り上げられた音楽に使用されていない音の濁りなどを耳にすると【違和感】が生まれるのも当然の話。そしてそれが気持ち悪く聞こえてしまうのも理解できる。うん。だって聞き慣れてない和音とかを聞くと絶対に違和感が生まれてしまう。
例えるならば、ある日突然自分の家族が聞き慣れない言語をペラペラ話し出したら違和感を覚えるでしょ??俺だったら数秒固まると思う。w
まぁそれを言うなら国会答弁のほうが日本語で行われているにも関わらず違う意味で固まるけどな。w
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さてさて。今日のお題はそんな音の濁りを解消すべくアドリブをやってみよ〜!という主題です。
前回や前々回のブログでメジャースケールやマイナースケールだけを使って演奏してみよ〜!という主題で記事を書いたんですけど、皆さんやってみましたか〜〜?
きっとほとんどの人がカラオケの音源と共に縦横無尽にスケールを演奏すると違和感を感じたんじゃないかなぁと思います〜。それ、正解。違和感を感じない方は違和感を感じましょう!笑 部分的にカラオケのハーモニーと若干合わないなぁ・・・と感じたら大正解。その音の濁りこそがジャズアドリブを勉強する上で最も重要な要素であ〜〜る。自分の耳を素直に信じて、【音が濁っている!】と感じられたら正解!
自分の出す音がハーモニーに対して濁っている!と感じるのは音楽理論上人間の耳に違和感を与えてしまう組み合わせだからっていう理由が多いんですけど、まぁこの音の濁りもパターンが無限に存在するので今日は割愛。理論的理由は現時点で知る必要ナシ!
今日紹介するモノは、ズバリ
ブルーススケール!
ブルース!耳にしたことのある言葉ですね〜〜。ブルースってなんじゃらほい?早速wikiってみてください。
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さて。今回も前回の記事と同じ曲、Mr. PCを題材にしませう。
前回はMr. PCでアドリブをとるのにマイナースケールを使用しましたね。
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今回はブルーススケールだけを使ってみましょう〜!
↓
コチラがC Blues Scale(2オクタブ)です。

う〜〜〜〜ん、なんだかシャープとかフラットが入っていて複雑に見えますね〜〜。
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大丈夫です。
1,000回反復練習すれば筋肉が覚えてくれて譜面を見ることなく演奏できるようになります。
え?
1,000回も練習できないですって??
まぁまぁ、だってアナタ・・・お箸をきちんと握れるようになったの、1,000回以上練習してんじゃん。1日最低1回はお箸を握るとして・・・もし年齢が現状50代と仮定すると18,250回、1日2回握ると36,500回。しかもお箸は1回食事する中で間違いなく50回は握り直すでしょ?そしたら1,825,000回も練習してんじゃん。3食和食派の方々なんて2,737,500回お箸の練習したはず。1,000回すら練習できないなんてタダのウソだね。誰でもできる。w
(3歳くらいまでは箸を使わないか・・・まぁその辺はテキトーで)
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何はともあれ、このブルーススケールを使うとあ〜〜〜ら不思議!和音との濁りが限りなく少なく聞こえてくれるのです〜〜〜。魔法のスケール。初心者が知るべき最低限の知識の一つ!カラオケを流してこのスケールを使ってガンガン演奏してみてくださいませ。
今回のアドリブ演奏のコツは・・・
①スケールを順番通りにテキトーに上がったり下がったりする。
以上ッス。
ええ?瀬戸サン!!またまたまた詐欺的な教え方を!テキトーって一体・・・
って言われちゃいそうだけども・・・だって実際そうだもん。。そりゃレベルが上がってくれば色々ありますヨ?だけど初心者はそんなこと気にせずガンガン好き放題自由に弾きまくるのが即効薬!
だからガンガン皆さん練習してみてくださいな〜。
あ、ちなみにね、Blue Noteって聞いたことあるでしょ?そう。某ライブハウスの名前でもある。そのブルーノートってのが・・・
↓

青で囲んである音。つまりFとG、4度と5度の間に入っているF#の音そのもののことをBlue Noteって呼びます〜。練習するときに、【これがブルーノートって言うのか〜〜〜〜】と感慨深く練習してみるとまた一味違った時間を過ごせるに違いない。w
できればブランデーでも片手に・・・w (未成年はダメよ)
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更にレベルアップしたい方は・・・当スクール、ラッドミュージックスクールのオンラインレッスン/対面レッスンを受講してみてください〜〜。絶対に役立ちますヨ。宣伝でした。笑
【オマケの宿題】
下のMr. PCのカラオケの速度をグ〜〜〜〜っと落として、C Blues Scaleだけを使ってテキト〜に最低1000回は練習しましょう〜。笑
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■著者について

■株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒業。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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